
日本の優れた技術を世界へ 『GEジャパン技術公募2016』 いよいよ開始!
GEは、5回目となる協業のための技術公募キャンペーン「GEジャパン技術公募2016」を開始しました。これは、日本の企業や研究機関がもつ優れた技術力と、GEがもつ研究開発力、事業化力とグローバルな販路など、双方の強みを相互補完的に活かして協業することで、イノベーションを加速し互いの成長に繋げることを目指すものです。
GEの歴代の経営者は日本の高い技術力に敬意をもち、「オープン・イノベーション」という言葉が生まれるはるか前から、日本の企業や研究機関との協業を進めてきました。たとえばGE製の航空機エンジンひとつをとっても、そこには多くの日本の技術が詰め込まれています。こうした協業はGEにとってはイノベーションの加速に、日本の企業や機関にとっては販路を世界へ広げるビジネスチャンスとなり双方に果実があることから、2004年にはこうした取り組みを戦略的に強化するために「ジャパン・テクノロジー・イニシアチブ」を発足。以後も、社員数数名の町工場から大企業に至るまで、さまざまなパートナーとの出会いを得て技術協業を進めています。
今回のキャンペーン「GEジャパン技術公募2016」では、特定の技術領域に焦点を当てています。
この特定領域は、より早期にイノベーションを実らせるために今GEが特に必要としている技術領域で、且つ世界的に見て日本が圧倒的に強みをもつ技術は何かを考えて設定したもの。GEの研究開発機関、GEグローバル・リサーチの中枢メンバーと日本のメンバーとが幾度となく協議を重ねた結果です。
GEジャパン 技術公募2016
募集技術領域
キャンペーンで募集中のこれらの技術は、世界の人々に意義ある価値をもたらし
世の中にインパクトを与えるイノベーションのために必要なピース
GEジャパン技術公募2016 公式ページはこちら
2年に1度のペースで開催してきたこのキャンペーンには、毎回多数の企業や研究機関からの反響があり、2014年に開催した前回も214件の応募がありました。コトが研究開発であるだけに、ここから発展した進行中の協業については明かせないのが残念ですが、私たちは確実な手応えを感じています。公開できるものとして代表的なひとつが、電力を一時貯蔵しておき必要な時に使えるようにする「スーパーキャパシター」を開発したアイオクサスジャパン(旧パワーシステム)社との協業。幅広いGEの事業の中でのベストマッチは医療用MRIでした。起動時に相当な電力を必要とするMRIにスーパーキャパシターを組み込むことで省電力化に成功。このMRIは2010年の発売後、世界で1000台以上の受注を記録し、病院運営のコスト削減に貢献しています。
「日本に眠る素晴らしい技術を世界の舞台に連れ出して、スポットライトを浴びせたい」
GEグローバル・リサーチ 日本代表 浅倉眞司
キャンペーンに寄せられる技術の審査には、GEのグローバルな研究機関であるGEグローバル・リサーチのメンバーに加え、GEの幅広い事業部門の世界中の開発者たちが関わります。その中心になってドライブしているのは在日本で活動する、「ジャパン・テクノロジー・イニシアチブ」の推進メンバーたち。代表を務める浅倉眞司は、この活動に強い思い入れがあり、毎回の応募を心から楽しみにしています――「未来に向けた破壊的な技術の種が、日本に眠っているんですよ。そういった素晴らしい技術を、世界の舞台に連れ出してスポットライトを浴びせたい。日本の技術とグローバルな市場、この仲立ちはGEだから出来る仕事だし、やっぱり日本人としてのナショナリズムが大きな原動力になっていますね」
GEとともに世界にイノベーションをもたらしたい、テクノロジーの応用や展開を通じて世の中に貢献していきたい、そんな想いを共有できる企業や研究者の皆様からの応募をお待ちしています。