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インド最大級企業リライアンス・インダストリーズ社、ISVとしてPredix上のアプリ開発へ

先週GEがサンフランシスコで開催した産業向けIoTに関する大規模なイベント「Minds + Machines 2016」では、インド国内の株式会社として2番目の規模を誇るリライアンス・インダストリーズ社が、自社のオペレーションの最適化および顧客向けアプリの開発に向けて、インダストリアル・インターネット用のGEのクラウド・オペレーティングシステム「Predix」を使用することを発表しました。同社は今後GEとの提携を通じて、石油、ガス、肥料、電気、医療、通信など、リライアンス社とその顧客が取り扱う業種に対応したPredixアプリを開発していきます。

リライアンス社はこのPredixアプリの開発をISV(独立的なソフトウェアベンダー)として行います。アプリ開発にあたっては、過去30年を超えて業界内で蓄積されたデータを活用していきます。また、開発されたアプリは、リライアンス社が最近はじめたモバイル用の音声・データ通信提供サービス「Jio」の4Gネットワークを介して顧客企業が利用できるようにしていく予定です。アプリのセキュリティ管理と監視はGEが行います。

GEは、産業界において生産性を1%向上させられれば、エネルギー産業とインフラ産業だけでも15年間で2,500億ドル相当の価値創出につながると試算しています。

Predix上では現在すでに19,000人の開発者がインダストリアル・インターネット用アプリの開発に携わっており、そのアプリはトマト農家から風力発電所に至るまで、あらゆるビジネスの効率性向上に寄与しています。GEデジタルは、ソフトウェアよる収益が2020年までに150億ドルに達すると見込んでいます。

GE会長兼CEOであるジェフ・イメルトは「インドのデジタル化におけるポテンシャルは非常に高い、と評価されています」と言います。「リライアンス・インダストリーズ社とGEとのパートナーシップは、インド国内におけるインダストリアル・インターネットの未来だけでなく、世界におけるインダストリアル・インターネットの未来の姿を形作るものになるでしょう。Predixプラットフォーム上で開発される産業領域のための新たなソリューションとその可能性は、留まることなく拓けていくでしょう」

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