
GEとピョンチャン2018冬季大会
長野五輪を上回る史上最多メダル数に期待が寄せられるほど、大きな盛り上がりをみせているピョンチャン冬季大会もあと6日になりました。今回は、私たちGEが、オリンピック・ワールドワイド・パートナーとして、このピョンチャン2018冬季大会をサポートしている内容を紹介させてください。各内容をまとめた1分弱の動画とこの動画を制作した広告会社BBDOのクリエイティブチームをGEレポート編集部が取材した制作秘話も併せて披露します。
1.EMSと最新の配電システムで、大会中の電力供給の安定化に寄与 (各画像をクリックするとYouTube動画にリンクします)
今回のピョンチャン冬季大会でGEのエナジー・モニタリング・システム(EMS)は、オリンピック初導入となりました。電力の送電・利用状況をリアルタイムに可視化することで、障害発生時でも素速く対応し、国際放送センターやプレスセンター、選手村を含む16カ所の競技施設での電力の安定性と信頼性向上に寄与。またGEは無停電電源装置(UPS)を、国際放送センターを含むすべての施設に設置し、電力障害が発生した場合でも安定的、継続的に電力供給を可能に。また、このUPSシステムの稼働状況を監視するために緊急電源サービスの専門家チームを配置します。
Q)(GEレポート編集部)今回制作した動画にはどのような特殊効果が生かされているのでしょうか。
A)(BBDO)「はい。制作した映像には「シネマグラフ」と呼ばれている映像効果が使われています。このシネマグラフとは、少ない映像のコマ数でも印象的に時間を表現することができる手法です。GEの技術が使われているシーンや強調すべきある一瞬をダイナミックに描くことができるのです。例えば、「エナジー・モニタリング・システム」篇では、スロープスタイル・スキー選手が競技場の照明を背にして飛び出していく場面で、このシネマグラフを使い、競技運営に支障をきたすことなく、どのようにGEが電源管理をしているかを強調するシーンを作り上げました。明確にメッセージを伝えるために、シネマグラフによって映像がより独特な仕上がりになったのではないでしょうか。」
2.先進的な医療診断技術とアスリート・マネジメント・ソリューションでケガを予防 (各画像をクリックするとYouTube動画にリンクします)
超音波診断機器、デジタル・モバイルX線機器の提供だけではなく、専門的な技術者の派遣を含むGEの医療診断ソリューションは選手の健康診断時に素速く、正確な分析が提供できるように医師をサポートしています。今回GEは、国際オリンピック委員会(IOC)と共同で「アスリート・マネジメント・ソリューション」(AMS)と呼ぶ新たなクラウドベースのアナリティクス・ソリューションを開発。このAMSは会場施設や競技種目、トレーニングの情報と、選手のケガや病気のデータといった貴重な情報を一元化し、選手の健康管理と将来の大会に向けて医師による安全対策の改善に役立てることも目的としています。
Q) (GEレポート編集部)今回の制作した映像のなかで、印象的なシーンはどのようなシーンでしょうか。
(BBDO)「「アスリート・マネジメント・ソリューション」篇に出演しているショートトラックのスピードスケーターと女優にとって大変長い撮影だったことです。凍えるような気温のなかでの山を走るクロストレーニングや氷上のスケートをしたり、氷浴を繰り返さなければいけないためとても長い時間を費やしたのです。今回の撮影がこの女優にとって初めての仕事でもあり、彼女のスタミナとパフォーマンスがとても印象的でした。」
3. 韓国スキー・スノーボード連盟の選手のトレーニング・リーダーシップ開発をサポート (各画像をクリックするとYouTube動画にリンクします)
2016年9月、GEは韓国スキー連盟(KSA)と提携し、以来、選手への財政面また技術面の支援をおこなってきました。2017年5月にはGEはクロトンビル・リーダーシップ・プログラムに基づき開発したプログラム「スポーツ・リーダーシップ・キャンプ」を韓国で初開催し、70名の韓国代表選手とコーチにグローバルリーダーとしての理解を深め、リーダーシップ開発を支援しました。またPredixを活用して選手のトレーニングをより効果的に実施しました。
Q) (GEレポート編集部)この映像制作に際して最も困難だった点があればどのようなことでしょうか。
(BBDO)「「Predix Motion Analytics」篇で、スノーボード選手がスラロームをおこなうシーンが間違いなく、最も大変でしたね。撮影するために、本物のスラロームコースを滑るスノーボード選手の前を、ステディカム(注:ブレない映像を撮影するための特殊カメラ)を抱えたカメラマンが、谷側に背中を向けてスキーで下り降りなければいけなかったのです。だからこそ、このシーンは最終的にはとても感動的な仕上がりとなりました。これは彼らのプロフェッショナルな技術と気持ちの証だと考えています。」
いかがでしたでしょうか。GEは2005年からオリンピックのワールドワイド・パートナーとして、オリンピックの運営に欠かせない先進的なインフラ機器とサービスを提供。今回もピョンチャン組織委員会(POCOG)や大会の準備・運営を支える重要なパートナーとの協業を実施、機器だけではなく閉幕までGEは競技会場各所に専門スタッフを派遣し、大会を全力で支えています。