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GE、2019年度第3四半期の業績を発表ー売上の増加と利益率の伸びを実現し、2019年度のフリーキャッシュフローの見通しを上方修正

決算の詳細については、GEの投資家向けウェブサイトに掲載されている決算発表資料全文をご参照ください。

 

GEは2019年度第3四半期の決算を発表しました。産業部門の売上*は7%増の215億ドルとなり、調整後利益率*は150ベーシスポイント増の10.0%となりました。調整後フリーキャッシュフロー*は6.5億ドル、一株当たり利益*は0.15ドルとなりました。

2019年度における産業部門のフリーキャッシュフロー*の見通しについては、0ドルから20億ドルの黒字の範囲に上方修正しました(前回は10億ドルの赤字から10億ドルの黒字)。通期の調整後の一株当たり利益*の見通しは、前回と同じく0.55~0.65ドルとなっています。

GEのラリー・カルプ会長兼CEOは、次のように述べています。「第3四半期の業績は、GEの改革のさらなる成果を反映しています。世界のマクロ環境が不安定な中でも、堅実な受注残、売上の増加、営業利益率の伸び、そして産業部門のフリーキャッシュフローの黒字達成に励まされています」

受注残は3,860億ドル分あり、前年同期比で14%増加しています。保守などのサービスが受注残の約8割を占めており、GEは今後もお客様との長期的かつ良好な関係の持続が可能です。先行き不透明な世界経済や関税問題、そしてボーイング737MAXの運航停止を含む外的要因を受けながらも、GEの経営は改善されています。737MAX搭載のLEAPエンジンを開発するGEとSafran Aircraft Enginesの50/50の合弁会社であるCFM Internationalは、同機種の唯一のエンジン・サプライヤーとなっています。

さらに、カルプは次のように述べています。「まだなすべきことはたくさん残っており、2020年以降に向けて『財務状況の改善』と『各事業の強化』に必要な努力を継続してまいります。改革が進むにつれ、お客様に提供する価値を高めることができると自信を持っています」

 

大きな前進

GEは9月にベーカー・ヒューズ社の過半数株式の保有比率を約37%に減らし、30億ドルの現金収入を得ました。また、同セグメントの非連結化に伴う事業撤退で87億ドルの損失を計上しました。

さらに、2月にGEトランスポーテーションのスピンオフで得たWabtec(ワブテック)社の株式を売却しました。スピンオフにより、2019年度に60億ドルの売却益を計上しました。

この現金を有効に活用し、グループ内借入のGEキャピタルへの返済や約50億ドルの債務支払いなどで産業部門の借入の縮小に充てています。

また、保険のランオフにおける引当金の年次GAAPテストを完了しました。これにより、税引前非現金費用△10億ドルが発生しました。主な原因は、以前から公表してきた通り、割引率に対して金利が低かったことによる影響であり、GEからの資金調達はありません。

 

お客様を支える先進技術

GEの主要事業も成長を続けています。タービンや発電機など発電業界向けの各種設備の製造を行うGEパワーでは、100件目となるHAガスタービンを受注しました。GEは、HAガスタービンシリーズの新しい2つのモデル、一つは米国などの60Hz向けの7HA、もう一つは欧州などの50Hz向けの9HAを開発しました。2016年、9HAガスタービンを初めて導入したフランスのEDFブシャン火力発電所が、発電効率62.22%を記録し、ギネス世界記録に認定されました。その2年後には、7HAガスタービンを導入した日本の中部電力西名古屋火力発電所が発電総効率63.08%を達成しました。

GEリニューアブルエナジーでは、ノルウェーの大手エネルギー企業であるエクイノール社と英国のSSEリニューアブル社の50/50の合弁事業であるドッガーバンク風力発電所が、世界最大の洋上風力発電所の開発にあたり、Haliade-X(ハリアデ‐エックス)を導入することを発表し、新聞紙上を賑わせました。

英国ヨークシャー沖から130キロに位置するドッガーバンク風力発電所は、年間で英国の総発電量の5%に相当する450万世帯にクリーンで低炭素な電力を供給し、総発電量は3.6GWにのぼります。ドッガーバンク風力発電所のプロジェクト・ディレクターであるビョルン・イーヴァル・ベルガモ氏は次のように述べています。「GEリニューアブルエナジーと共に次世代の風力タービンを英国に導入し、ヨーロッパで初めてこの革新的なタービンを運用できることを嬉しく思っています」また、同型のタービンが世界有数の洋上風力発電事業者であるエルステッド社の米国中部大西洋クラスタに所属する洋上風力発電所2か所に導入されることも決定しています。

GEアビエーションの技術も大きな成果を挙げています。10月には、GEnxエンジンを搭載したカンタス航空のボーイング787ドリームライナーが現時点で商用便として最長距離のフライトを実施しました。ニューヨークからシドニーまでの直行便の航続時間は19時間16分に及びました。

アルゴリズムを盛り込んだモバイルX線デバイスであるGEヘルスケアのクリティカル・ケア・スイートが、9月に米国の食品医薬品局(FDA)の承認を受け、医師を含む専門家によるソフトウェアのパイロット調査が可能になりました。放射線技師はX線像1枚ずつしか確認できませんが、AIであれば1分間に数百枚を確認し、疑わしいものをあぶり出すことができます。GEヘルスケアでモバイル放射線医学とAIを担当するケートリン・ナイは次のように述べています。「技術面でとても面白い発展です。技術者や放射線技師の仕事をより効率的にする大きな一歩となります」

上部画像:GEリニューアブルエナジーでは、ノルウェーの大手エネルギー会社のエクイノール社と英国のSSEリニューアブル社の合弁事業であるドッガーバンク風力発電所が、世界最大の洋上風力発電所の開発にあたり、Haliade-X(ハリアデーエックス)を導入することを発表した。画像提供:GEリニューアブルエナジー

 

2019年度第3四半期のハイライト

MIGHTY MILESTONES
ギリシャのアギオスニコラオス発電所(827MW)が9HA.02型ガスタービンの導入を決定。HAガスタービンの受注100件を達成。

THE COAST WITH THE MOST
エルステッド社はGEリニューアブルが誇る世界最大の風力タービンを米国の洋上風力発電所2か所に導入決定。

#HEYGOOGLE
GEリニューアブルがヨーロッパ地域を支えるグーグルのスウェーデン・データセンター用にCypress(サイプレス)陸上風力タービン33基を納入。

GIANTS FLY AMONG US
GEnxが15周年を迎えた。今期はカタール航空とのパートナーシップの他、GEアビエーションのGE9xの新規取引で更に規模拡大。

MISSION CONTROL
GEヘルスケアが北米における病院用管制センターの数を3倍に増加。新たにAdvent Health、Tampa General Hospital、CHI Franciscanとのパートナー関係を構築。

MEETING OUR COMMITMENTS
GEキャピタル・アビエーション・サービスの貸付事業であるPK AirFinanceをアポロ・グローバル・マネジメントとアテネ・ホールディングスへ売却

FORCE MULTIPLIER
GEパワーとGEデジタルがケイスネス・エナジーと協業し、HAガスタービンのハードウェアとソフトウェアを組み合わせることで米国オハイオ州150万世帯分の電力を生み出す効率的な技術を提供。

GREENER SKIES AHEAD
GEリサーチとGEアビエーションがNASAと協力して超小型軽量1MWインバータで民間航空機のハイブリッド電気推進アーキテクチャを支援し、電気飛行機の実現に取り組むことに。

‘C’ THE DIFFERENCE
GEライティングのコネクテッドライティング製品「C」が、Kohl’sやMacy’s Bloomingdale’s、コストコ.com、ベスト・バイ等の大手小売業者を通じて購入が可能に。

*Non-GAAP

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