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就任から4年:GEの進歩を振り返り、未来を展望するカルプCEO

GEの企業経営

GE Reportsスタッフ

10月1日をもってラリー・カルプがGEの会長兼CEOに就任して4年が経過しました。彼は社員へのメッセージを発表しました。メッセージの中でカルプは、2018年にボストンのオフィスに足を踏み入れた際、尊敬の念と希望、さらにはGEについて自ら多くを学んだことが頭に浮かんだと振り返りました。「わたしは社員の皆さんと一緒に成し遂げてきたことに誇りを感じています。皆さんも同じように感じていらっしゃることでしょう。」

カルプはGE AerospaceのCEOも兼任していますが、次のように話しています。「就任直後、わたしとチームはGEの財務状態の改善と各ビジネスの強化に取りかかりました。最終的にGEは900憶ドルの負債を削減できましたが、簡単な仕事ではありませんでした。ときには大胆な決断も行いましたが、その結果、現在の私たちのバランスシートは強さを増し、この強さを活かしたオペレーションが可能になっています。」

リーン方式に触れながらカルプは次のように続けます。「GEはよりシンプルで、よりリーンな、つまりムダをそぎ落とした組織へと変化を続けています。数年にわたってリーン方式のマインドセットが浸透し、私たちは着実に進歩を続けています。真のブレークスルーを妨げるような障害は取り除かれつつあるのです。」

財務状態の改善と各ビジネスの強化という2つの目標に向けた進展により、2021年11月には「ヘルスケア、エネルギー、エアロスペースの3つの成長分野にフォーカスを絞り、それぞれの業界をリードする、3つの独立した投資適格企業」を作るGEの計画が発表されることにつながりました。

これから先を見据えて、カルプは3つの目標を掲げました。1つ目はGEヘルスケアを来年1月第1週にも分社化すること、2つ目は業務のルーティーンにリーン方式をさらに深く組み込むこと、3つ目は社内文化のトランスフォーメーションを継続することです。カルプは、来る2023年はマクロ経済上の観点からより厳しい状況が予想できるとしつつ「やるべきことはたくさんありますが、わたしは未来は明るいものと信じています」と述べています。

カルプのLinkedInの投稿はこちらからご覧ください。

トップ画像:英国ウェールズのGEアビエーションにて社員と話し合うラリー・カルプGE会長兼CEO 画像提供:GE

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