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Brilliant Hospital:お客様と共に、医療の質向上・コスト抑制の両立を目指して

GEには、病院内の人、モノ、情報をネットワークで接続し、そこから収集したビッグデータを一元的に高度分析するインダストリアル・インターネットを医療分野において活用することで、医療従事者、経営者に対して、知見を提供するサービスがあります。産業用IoTプラットフォーム「Predix」をベースに、GEヘルスケアで展開している「Brilliant Hospital構想」のひとつとして開発されたアセット・パフォーマンス・マネジメント(APM)ソリューションサービスは、「今あるアセット(資産)を最大限生かす」効率的・効果的な運用を実現するため、お客様が持つ課題・ニーズを解決することを目的としています。

日本の医療機関は大きなチャレンジに直面しています
各地域、各医療機関では、厚生労働省が掲げる医療計画に基づき、地域における医療需要と提供体制のバランスを踏まえた医療再編が進んでいます。また、医療の財源不足、人材不足が深刻化する中、検査需要の増加、多様化する医療ニーズへの対応が求められています。経営者にとって今まさに、自身の医療機関の役割の再検討が進められています。

医療の質を維持・向上しつつ、コストは抑制する必要がある。そして、医療従事者の業務負担も見直したい…。経営層、医師、看護師、診療放射線技師、臨床工学技士…その他医療スタッフの中で様々な思いがある中、うまくバランスを取り改善していくことは容易ではありません。そこで私たちは、資産、特に超音波診断装置の運用・投資の最適化を目指して、IoT/デジタルを活用したAPMサービスの提供を開始しました。

超音波診断装置のAPM 
APMサービスの具体的な内容をご紹介します。お客様に寄り添い課題を解決するため、①機器管理を開始し、②機器パフォーマンスに関するデータを可視化・分析し、③改善提案(コンサルティング)だけでなく、④改善の実行・浸透までを共に実行します。

私たちはお客様と共に、超音波診断装置のパフォーマンスに関するデータとして、状態・故障率・稼働回数・運用方法等を統合分析しています。院内システムである資産管理システムや院内情報システム(HIS、RIS、PACS等)と連携して稼働データを収集します。また、ポータブル型の超音波診断装置など、院内情報システムにデータが残っていない機器については、IoTセンサを用いて稼働データを作る段階から行います。医療機関では、私たちGE製以外の機器もたくさん使用されていますので、このAPMサービスも勿論、機器メーカーに依存せず医療機関内の全機器を対象に稼働の可視化を行います。

なぜGEが?
医療機器を提供する1メーカーなのに、医療コンサルティングはたくさんあるのに…なぜGEがこんなサービスを提供し始めたのかと、疑問に思われるかもしれません。でもこのサービスは、元々私たちが持っていた強みの組み合わせになっています。ここでは3つご紹介します。
(1)より早くより適切な行動を実行するためのフレームワーク(FastWorks
(2)その場その場で気付きを得て、組織や人材の成長を継続的にサポートする文化とノウハウ(Performance Development
(3)標準化・改善の重要性を理解した上で、それをデジタルによって加速させてきたDNA(Brilliant Factory
データ分析や医療機器への知見は勿論、お客様の経営的・運用的なアウトカムを実現できるように医療機関内の多岐に渡るニーズに対してプライオリティ(優先順位)を定めること、リアルタイムに状況把握を行い、分析し、より適切により早く必要なアクションを取っていくことを、私たちはお手伝いできると考えています。

お客様の声
実際、このAPMサービスを導入頂いた倉敷中央病院(岡山県)でも、多くの病院同様に、機器の稼働状況の把握や医療従事者の業務負荷軽減等には課題を抱えています。「この御社が提唱するBrilliant Hospitalの技術(APMソリューション)を活用して、実態を可視化し、その後の人材配置や投資判断などが検証できることで、当院が目指すExcellent Hospitalに向けた経営戦略立案にもつながり非常に助けになります」と相田俊夫副理事長は語り、同院の掲げる中長期ビジョンの一つである、「質の高い医療と効率的医療の最適化」につながることに期待の声を頂いております。

今後もGEは、お客様に寄り添い、お客様が本当に必要なサービスを提供していきます。これは、GEヘルスケアのPurpose、“Improving moments that matter(かけがえのない瞬間をより豊かに)“に繋がっていきます。

 

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